桜の幹に巻きつくツル
少し時期がずれてしまいましたが、私の会社のすぐ裏に桜の花が咲き始めた時のことです。
その桜は、まだ満開ではなく、五分咲き位です。
すぐ近くにある桜は満開に咲いているのに、なんでこの桜は満開じゃないんだろうと思って、
すぐそばまで行って桜の木の観察をしました。
すると、桜の幹に野草のツルが地面からつたわり、幹に巻きついて緑色になっているのです。
私はこのツルはどこに根をはっているのかと思い、ツルの根本をそっと指でつまんでひっぱってみました。
するとツルは、桜の木の幹の皮の下に根を張っているのです。
うわー!これはすごい!
桜の木は、花を咲かせようと、一生懸命 地面の大地から水分養分を吸い上げているのに、
野草のツルが、桜の幹から養分、水分を吸いとって、桜の幹や枝に巻きついているのです。
桜の幹の試練
桜の幹として一番大変な時期に、野草のツルが巻きついてしまい、養分を吸いとられているのです。
桜の幹としては、一生懸命きれいな花を咲かせようと思っているのに、
野草のツルがまきつきこれが桜の幹の試練とでも言うのだろうか…
養分は吸いとられ、
ツルの葉が被さって覆っているので太陽が当らなくなってしまっているのです。
私は植物について詳わしくないのでわからないのですが、
この巻きついているツルを取り除いてやって、助けてやった方がいいのか悪いのか分からないので、
そのまま見てやることしかできません。
桜の幹と会話ができたら、少しお手伝いしてみたい気持でいっぱいになりました。
桜の幹も、しみじみと多くの人が楽しむ時期に咲いて喜こんでもらいたいと思っているだろうが、
自分はそれができない。
多くの人がこんな時期でも、ほんの少しの人でも喜んでくれればと思って、
桜の花の幹は試行錯誤して、どんな答えを出して自分(桜の幹) を楽のしんでいるのだろうか?
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