一巻の終わり

自己啓発

私は80才で生まれ変わりたいという思いで、仏教の勉強を始めました。

仏教の勉強を通じて

仏教の勉強を始めて、一番驚いたことは親鸞聖人が90才まで生きたということです。

親鸞聖人は今から850年前の鎌倉時代に誕生したそうです。

その時代では平均寿命が貴族でも40~50才らしいのですが、そんな時代に人の2倍を超える生き方をしたということにビックリしました。

そして、親鸞聖人の「教へ」、心のあり方を勉強すれば、長生きできるのではないかと思って仏教の勉強が楽しくおりました。

私は親鸞聖人の勉強をすることが、心を浄化していくことに繋がるように感じています。

そして、心を浄化して、楽しみ・喜びを自ら進んで作っていくことだと感じます。

もちろん私も小さな会社をやっているので、つらいこと、苦しいこともたくさんあります。

その中で喜び、楽しみ、幸せを感じていくことを学んでいこうと思います。

もちろん試練もあると思います。

試練が起き、もう命が短いからといって、慌てふためいて石につまづいて転げ落ちたとしても、もう一巻の終わりだと思わないでください。

そのつまづいた石をよーく観察してみると、

土がいっぱいついて分からなかったけれども、

実はダイヤモンド、宝石だったという奇跡が起きるかもしれません。

そのようにいい方に、いい方に、考えてみましょう。

そうすれば仕事も楽しくなり、幸せになると思います。

この世に一巻の終わりはないと心に誓って進んでいこうと思いました。

一巻の終わり

先ほどお話した絶体絶命、「一巻の終わり」で思い出したことがあります。

昨年度、辛坊治郎先生の講演を拝聴したのですが、その際に、オレの人生も、これで「一巻の終わりだ」と思った時の出来事を話してくれました。

辛坊さんが、目が見えない方と2人で太平洋をヨットで横断した時の話です。

太平洋をヨットで横断中に、巨大なクジラとヨットが衝突してしまい、救命具と共に海に放り出されてしまった。

その時に必死に泳いで、藁をもつかむ思いで泳ぎ、何でもつかんでは離し、これでもかこれでもかという思いで、無我夢中でいろんなものを手に手繰り寄せては離し、必死だった。

オレの人生もこれで終わりか…と何度も何度も恐怖が襲い掛かってきた。

いや、負けてはならない。

命ある限りは懸命に必死で…

諦めてはダメだ。

諦めるな。

諦めるな。

強い心で必死で生きようとした時、ある瞬間にロープが手に触れたのである。

その時、必死でロープにしがみついた。

あっ!これでオレの人生助かるかもしれないと思った。

が、しかし、ロープを力いっぱい引っ張って、救命具に我が身を近づけようとするのだが、しっかり固く握りしめたロープが手の中を滑っていくのである。

ロープとつながっている救命具がどんどん遠のいていくのを感じた。

あっ…これでオレの人生も「一巻の終わり」だと思った。

瞬間、ロープの末端の結びコブでピタっと滑りが止まった。

私はこの結びコブで命が助かった。

この時、オレの人生、最後の最後で生かされていると感じた。

人生において、絶体絶命のピンチに出会っても最後まで生き抜いていく覚悟で生きる。

そうすれば最後の最後で命を守る結びコブに出会える。

ここであなたに質問です。

①人生の最後の最後で会いたい人は誰ですか?

②そして会って何を伝えたいと思いましたか?

③そしてあなたはそのような人はいますか?

辛坊先生は、「これでオレの人生も一巻の終わりだ。」と思った時、こんなことを思い出したと語っていました。

辛坊次郎先生 講演セミナーより

笑いの人生

私は80才から生まれ変わるという思いで生きています。

そして、未だまだ答えが見つからないままに一日一日過ごして生きています。

ただ、先ほどお話しした辛坊先生の体験から、

たとえ「オレの人生、一巻の終わりだ。」と思ったとしても、諦めないで頑張れば、

ロープの末端の結びコブに出会えてそこで命が助かるかもしれない

こういった思いで日々を懸命に過ごしていこうと思っています。

人生は笑って笑って生きれば、竹はやがて天を突き抜けて本当の笑いの人生がやってきます。

そして『天の上に竹を書けば笑い』という文字になります。

私は戦時中に生まれて、物もなく食べ物も何もない時代に栄養失調で生まれたと、母親はよく話してくれました。

そんな時代に私を育ててくれた。

そのことに感謝して生きていこう。

すでに両親はいませんが、あの世で生きて、いつも私を見守って微笑んで励ましてくれているはずです。

今も両親のこと、特に母親が一生懸命育ててくれたことを思い出すと涙がにじんできます。

今、私がこうしていきていけるのは、母親からいただいた恩と愛があるからです。

私はこれからの人生、恩と愛を、今までにお世話になった方々にお返しをしていこうと思います。

感謝こそ最高の愛不平不満からは何も生まれない

いろいろとお世話になった方々に感謝の念を抱き続けることこそが自分の人生を豊かにし、

自分を鍛え、人生の知恵、楽しみを与えてくれ、笑いの人生、無上の幸せを与えてくれるのです。

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