仏教でいう鏡とは

仏教

自分を映す鏡なり

仏教では『自分を映す鏡なり』とうたっています。

鏡とは、「ありのままの自分を映し出す」または「真実のありのままの姿を映し出すもの」を鏡と言っています。

鏡は、真実のありのまま、まったく同じ姿が、そっくりそのまま映し出されます。

『鏡(かがみ)』の『が(我)』を取ると、『かみ(神)』となるとも言っています。

例えば自分の鏡の中に自分の顔色を映し出すと、まったく同じ顔が映し出されます。

その鏡をじっとみつめると時間が経つににつれて、真実の自分、本当の自分が見えてきます。

今まで自分がやってきた現実が思い出されてきます。

今日まで自分がやってきた出来事に対し、経過から思い出されてきます。

また違った言い方をすると、自分やってきた出来事に対する原因・結果の法則は、自分の心の中にあるのです。

すなわち自分の心の中を映し出す鏡であると思って下さいということです。

鏡の中の自分をじっとみつめると、今日の自分は 一生懸命仕事をやってきたと自信持って言えます。

または今日は少し怠けてしまったと少し自信がない顔、

または今日はサボって、上司についウソを言ってしまったと、

本当の自分の心がそのまま映し出されるのです。

それはまさしく『が(我)』を取り、の心の『神』である自分が映し出されるのです。

本当の自分・真実の自分

鏡をじっとみつめると、自分にウソのつけない自分になることができるということです。

人生という鏡のおかげで、自分の顔の表情で真実になる、

本当の自分になるチャンス・きっかけを与えてくれる。

人生を映し出す鏡とは、神が自分の真実を映し出し、気づき・反省点を教しえてくれるのです。

そしてどこまでも進歩・成長させてくださるのです。

自分の顔を鏡に映し出し、そこに気づくことによって、

感謝が生まれ、尊敬が生まれ、愛が生まれ、

光が足元を明るく照らしてくれるのです。

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